【コラム】ドバイのスーパーで日本製品を調査|現地4店舗を比較・日本食品の販売状況をレポート
ドバイのスーパーで日本製品を調査
ドバイでは日本食レストランの増加や抹茶人気の高まりを背景に、日本食品への関心が年々高まっています。
一方で、「実際のスーパーではどのような日本製品が販売されているのか」「どんな商品に商機があるのか」は、日本企業が輸出を検討するうえで気になるポイントではないでしょうか。
今回は、弊社の社員がドバイ市内の代表的なスーパーマーケットを訪問し、日本食品の販売状況を調査しました。
今回訪問したのは、ドバイで代表的な以下の4店舗です。
- Carrefour(カルフール)
- LuLu Hypermarket(ルル・ハイパーマーケット)
- Waitrose(ウェイトローズ)
- Spinneys(スピニーズ)
それぞれ客層や品ぞろえに特徴があり、日本企業が市場を考える上でも参考になる違いが見られました。
Carrefour(カルフール)
地元客が多く利用する大型スーパー
大手チェーンらしく店内は非常に清潔で買い物しやすい印象でした。
日本食品はそれほど多くありませんが、一般消費者向けの商品が中心に並んでいます。
また、日本の交通系ICカードのような「nol Card」で決済できるなど、生活に密着したスーパーという印象でした。
店舗規模:大型
日本食品:少なめ
客層:一般消費者
LuLu Hypermarket(ルル・ハイパーマーケット)

圧倒的な売場面積と価格競争力
UAE発祥の大型スーパーで、売場面積は今回調査した中でも最大級でした。
日本食品は多くありませんでしたが、価格を抑えた商品が豊富に並んでおり、幅広い層が利用していることが分かります。
価格重視の商品展開を考える企業には参考になる店舗です。
店舗規模:非常に大きい
日本食品:少なめ
客層:一般層
特徴:リーズナブルな商品の品揃え
Waitrose(ウェイトローズ)

高級志向のお客様向けスーパー
英国系スーパーということもあり、高品質な輸入食品が多く並んでいました。
今回訪問したドバイモール店では、日本人のお客様も比較的多く見かけました。
日本食品も他店より充実しており、ドバイでは珍しく豚肉を取り扱っている点も特徴です。
店舗規模:中規模
日本食品:比較的充実
客層:富裕層・高所得者
特徴:輸入食品が豊富
Spinneys(スピニーズ)
現地で人気の高品質スーパー
Spinneysも輸入食品が豊富で、一般層から富裕層まで幅広く利用されています。
Waitrose同様、日本食品コーナーも比較的充実しており、豚肉を購入することができます。
品質を重視する消費者をターゲットにした商品との相性が良い店舗といえます。
店舗規模:中規模
日本食品:比較的充実
客層:一般~高級層
特徴:高品質な輸入食品
実際に販売されていた日本製品
今回の調査では、以下のような日本製品を確認しました。
抹茶、緑茶、日本酒、醤油、味噌
カレールウ、ラーメン、即席麺、
お菓子、各種調味料、冷凍食品、日本米
ギャツビー(GATSBY)のヘアワックス
日本食ブームを背景に、食品だけでなく日用品も一定の需要があることがうかがえます。
日本企業が参考にしたいポイント
今回の調査では、日本食品が販売されている一方で、その品揃えには店舗ごとの差が見られました。
特に高級スーパーでは、日本食品や輸入食品の取り扱いが比較的充実しており、高品質な商品との親和性が高いと感じました。
一方、一般向けスーパーでは、日本製品の数はまだ限定的であり、新たな商品の参入余地もあると考えられます。
また、日本製だけでなく韓国・中国・タイ・欧州ブランドの商品も数多く販売されており、輸出を検討する際には価格だけでなく、「日本ならではの品質」や「ストーリー性」を伝える工夫が重要だと感じました。
まとめ
今回調査した4店舗はいずれも特色が異なり、ターゲットとする顧客層もさまざまでした。
日本食品は確実に認知が広がっている一方で、まだ品揃えが限定的なカテゴリーも多く、日本企業にとっては新たな市場開拓の余地が残されていると感じます。
ドバイ市場では、単に「日本製」であることだけではなく、高品質・安心感・ブランドストーリーといった付加価値をどのように伝えるかが、今後の輸出拡大のポイントになるでしょう。
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