東京で見つける中東料理
海外ビジネスに携わる商社の社員にとって、日常的に中東・アフリカ文化に触れることは仕事の一部でもあります。東京には、現地さながらの料理や雰囲気を楽しめる中東・アフリカ関連のレストランやスポットが多く存在します。大阪・関西万博から、サウジアラビアレストランや中東料理が気になっている方も多いのではないでしょうか。本コラムでは、東京支店の社員が実際に訪れた、中東料理を味わえるレストランをご紹介します。
東京で味わえる中東料理のおすすめ
少し前に流行ったドバイチョコにも使用されている、小麦粉で作られた細麺状のサクサクとした食感のカダイフに、チーズとナッツのフィリングが入った中東伝統のスイーツ、クナーファ。
ふとクナーファが食べたくなり、都内で提供されている飲食店を検索したところ、こちらのお店がヒットしました。
店名:アラビアンレストラン ゼノビア広尾店
Google Map:https://maps.app.goo.gl/S2S4uxkDqaagN6Qa6
エリア:広尾/麻布十番
国・地域:シリア料理、アラビア料理
訪問時間帯:ランチ
予算:ひとり1,600円ほど
訪問日:2024年2月
予約:可能、したほうが安心

早速週末に夫婦でランチを食べに行くことに。広尾の商店街を歩いた先のビルの地下に、突如アラビアンな雰囲気漂う素敵な内装の飲食店がありました。開店時間になると、続々とお客さんが入店。お客さんは多国籍で、日本語以外の言語も多く聞こえてきます。あという間に40席ほどが満席に。期待に胸を膨らませ、注文したのはアラビアランチプレートとケバブセット、そしてお目当てのクナーファです。
アラビアランチプレートは、サラダ、マッザ(ペースト)3種、ひよこ豆のコロッケ ファラフェル、チーズ春巻きのようなサンブーサ、ひき肉とナッツのコロッケ コッパ、食べ放題の焼き立てナン(ナンと記載がありますがピタパン)、ドリンク。
ケバブセットはサラダ、マトンのひき肉で作られたシシケバブまたは鶏肉で作られたシシタウグを選び、ホンモス(フムス、ひよこ豆のペースト)、ピラフ、食べ放題の焼き立てナン、ドリンク。
シシケバブはマトンの臭いが気にならず、食べ応えがあり美味しいです。ムッタバル(ナスとゴマのペースト、国によってはババガヌーシュとも)は焼きナスのディップで、日本食でも焼きナスのお浸しなどで馴染みのある風味です。焼き立てのピタパンに付けて頬張ると、焼きナスとゴマの香ばしくスモーキーな香りが広がりとても美味しいです。どのメニューもスパイスが効いていますが、クミンやカルダモンといったさわやかなスパイスが主なため、辛いわけではないのでとても食べやすいです。中東料理が初めての方にも食べやすいかと思います。焼き立てのピタパンがモチモチでなんと美味しいこと。ピタパンは食べ放題なので、デザートがサーブされる前にとてもお腹がいっぱいに。
ちなみにこちらの飲食店では、肉類はすべてハラル(ハラール/Halal)が使用されているとのことで、中東からのお客様も安心してご案内できそうです。
食後、お待ちかねのクナーファの登場です。パリパリとした食感に、じゅわっと染み渡る甘いシロップに熱々のとろけるチーズフィリング。アラブ諸国で親しまれている伝統の焼き菓子に舌鼓を打ちます。目的のクナーファを食すことができ、大満足のランチでした。
テイクアウト対応、Uber EatsやMENUなどのデリバリーアプリからも配達注文ができるため、実はこの訪問以降月に一度のペースでデリバリーしてしまう筆者でした。
中東料理に興味がある方は、ぜひ広尾のゼノビアを訪問されてみてください。
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太洋物産では、長年にわたりサウジアラビア・ドバイをはじめとした中東・アフリカ諸国との取引を通じて培った経験とネットワークを活かし、現地の市場動向や商習慣を踏まえた貿易事業を行っています。
現地企業との豊富な取引実績をもとに、複雑な貿易手続きから販売支援まで一貫して対応。
日本企業の「海外担当」として、現地パートナーとの長期的な信頼関係を築きながら、持続的なビジネス展開を支えています。
中東向けの製品展開や市場開拓をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
